11/11原爆の図・丸木美術館にて、片岡一郎弁士による「ピカドン」の幻燈上映と徳川夢声の小説「連鎖反応ーヒロシマユモレスク」の朗読が行われました。
徳川夢声の原爆小説、普通に生きていた人間が突如原爆に遭う、その姿をときにユーモアともいえる筆致で描いているというか、案外人間は一大事にこんなことを思ったりするのか・・・主人公は役者でやや変わっている、らしい。片岡一郎弁士は、約1時間の朗読で、この主人公のたどったあの八月六日を私たちに追体験させてくれたのでした。 朗読の前に、片岡弁士は、徳川夢声が丸山定夫と親友であったこと、しかし丸山定夫は移動演劇桜隊で広島に行き、原爆で亡くなってしまった…その衝撃がおそらくとても大きく、この小説を書いたのではないかとも言っていました。 あらためて「連鎖反応ーヒロシマユモレスク」を読んでみようと思います。